序章: 新たなる脅威
浄水槽を目指して進むカリオたち。だが、その頃、便器帝国ではウォシュレット将軍が新たな兵器を手に入れていた。
「我が便器帝国の最新技術が完成した。」
将軍の背後で光るのは、巨大な機械のアームと複雑な配管で構成された新兵器、**「自動洗浄機能」**だった。
この兵器は、誰にも操作されずとも敵を感知し、超高圧のジェット水流で広範囲を一掃することができる。さらに、特製の「トリプルリンスシステム」により、汚れを一片たりとも残さない洗浄力を誇る。
「自動洗浄機能を搭載した我々に死角はない。この戦いを一気に終わらせる!」
ウォシュレット将軍の命令により、便器帝国は総力を挙げてカリオたちを追撃し始めた。
第1章: 旅の仲間と補給基地
カリオたちはトントン・カツオの犠牲により、どうにか追手を振り切った。だが、旅の疲労は限界に達し、補給が必要だった。
リドが案内したのは、便器帝国を離反した反乱者たちが集う「スロップ村」だった。そこには、便器帝国の洗浄を逃れた料理や廃棄寸前の食品たちが密かに暮らしていた。
「ここなら一息つけそうだ……」ウンカリーがため息をつく中、村の長老である古びた便器「オールド・トイ」が語りかけてきた。
「便器帝国の進化を止めるのは容易ではない。奴らの技術力はどんどん増している。特にウォシュレット将軍が持つ『自動洗浄機能』は、これまでの兵器とは比べ物にならん。」
「それに立ち向かう方法は?」カリオが問うと、オールド・トイは重々しく頷いた。
「あるにはある。だが、そのためには『詰まりの秘薬』を手に入れなければならん。その秘薬は、どんな便器も詰まらせることができると言われている。」
第2章: 秘薬を求めて
「詰まりの秘薬」は、伝説の場所「詰まりの洞窟」に隠されているとされる。しかし、その洞窟は便器帝国によって厳重に封鎖されており、侵入は困難を極める。
「それでもやるしかない。」カリオは決意を固めた。「秘薬を手に入れれば、自動洗浄機能にも対抗できるかもしれない。」
村を後にしたカリオたちは、詰まりの洞窟を目指して進む。だが、その道中で便器帝国の刺客が再び襲いかかってきた。
第3章: 自動洗浄機能の試運転
「将軍、カリオたちが詰まりの洞窟を目指しているとの報告が!」
ウォシュレット将軍は冷笑を浮かべた。「ならば、自動洗浄機能の力を見せつける時が来たな。」
新兵器の初陣として、将軍は自らカリオたちの追撃に向かう。
「これが我が便器帝国の誇る最新技術だ!」
将軍の一声とともに、自動洗浄機能が起動。大気を切り裂くような音と共に、巨大な水流が放たれる。その威力は凄まじく、一瞬で広範囲を飲み込み、地形すら変えるほどだった。
「くそっ、あれが自動洗浄機能か!」カリオたちは必死に逃げ回るが、圧倒的な破壊力の前に追い詰められる。
第4章: 絶望の中の希望
圧倒的な力を前に絶望するカリオたち。しかし、その時、リドが叫んだ。
「自動洗浄機能にも弱点がある! あの水流を発生させるノズル部分だ!」
リドの指示で、カリオとウンカリーは一か八かの作戦に出る。カリオが囮となり、ウォシュレット将軍の注意を引きつける間に、ウンカリーがノズル部分を狙うのだ。
「これが最後のチャンスだ……!」
第5章: 作戦の成功と代償
カリオの奮闘により、ウンカリーは何とかノズル部分に接近し、塩の結晶を詰め込むことに成功する。
「これでどうだ!」ウンカリーの叫びとともに、自動洗浄機能が一瞬停止。ウォシュレット将軍の顔が曇る。
「貴様ら……!」
だが、その直後、将軍は再び笑みを浮かべた。
「自動洗浄機能は、詰まりごと掃除するリカバリー機能を搭載しているのだ!」
「なんだと……!」絶望するカリオたちを尻目に、再び自動洗浄機能が動き出す。
エピローグ: 次なる戦いへ
辛くも逃げ延びたカリオたちは、再び追われる身となる。だが、秘薬の在り処を示す地図を手に入れることに成功する。
「次は必ず……奴らを止めてみせる。」
その言葉を胸に、カリオたちは再び立ち上がるのだった。
次回: 第三部「最後の詰まり」へ続く!